【資産運用】目指すべきポートフォリオについて考えてみる – リスク管理

お金について

この記事で自分のリスク許容度がどの程度で、

最低限手元にいくらのお金があれば大丈夫だと考えられるかを考察しました

【資産運用】自分のリスク許容度を考える
今読んでいる本にポートフォリオを作成するにあたって、 まずリスクをどの程度自分が許容できるかを把握することが大事であるということが書かれていました 余裕資金とはいえ、なくなって生活できなくなるわけではないとはいえ、 ...

 

今回は、ポートフォリオの作成をするにあたって、

取らなければいけないリスクと取る必要のないリスクの違いについて考えてみようと思います

 

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リスクについて

単純に「リスク」というとハイリスクハイリターンなどといった、

マイナスなイメージがありますが、資産運用においてのリスクはニュアンスが異なります

資産運用におけるリスクとは価格変動幅のことを言います

普通は「リスク」とは言わずに「ボラティリティ」と言われるものですね

価格変動幅のことをボラティリティということは、

価格が上がっても下がっても同じ「ボラティリティ」という表現が使われるということです

なので、ボラティリティが小さいとか言うときは「価格の変動幅が小さい」ということを言っているということです

 

ただ、正直ボラティリティというだけでは上下どちらを意味しているのか分かりにくいため、

僕は「リスク」という言葉を明示して使われている場合には、

「価格が下がる」ことを意味していると考えて問題ないと思っています

つまり、日常的に使われている意味と同じということですね

リスクの意味が資産運用で異なることを意味していることを知らなくても問題ないかもしれませんが、

知っていて使うのと知らずに使うのでは大きく違うと考えているので、ここで明確にしておきます

 

発生し得るリスク

上記のことを踏まえて「リスク」には何があるかを考えます

資産運用を行うにあたっては次の3つのリスクがあることが知られています

1. 市場全体に固有のリスク

このリスクは自分でコントロールすることができる、

言い換えれば自分でコントロールしなければいけないリスクです

ポートフォリオに現金部分を作成することで株式がすべて無価値になったときに、

現金部分がなかった場合の総資産0となることを避ける役割を持たせるなど、

自分の選択でリスクの増減をコントロールできるものです

ただし、このコントロールは自分の管理下のため避けることができないリスクです

例えば現金100%でポートフォリオを維持していたとしても、

株式へ投資しなかったことによる機会損失はリスクになります

そのため、この部分のリスクを管理することは非常に重要です

 

2. 個別銘柄リスク

このリスクは名前の通りですね

特定の個別銘柄を購入することのリスクです

個別銘柄を購入するということは、

その対象企業が倒産してしまったりした場合に銘柄の価値が0(無)になってしまうことです

これを避けるためには特定の企業の銘柄を購入しなければよいわけです

とうことは、避けることが可能なリスクと判断することができます

避けてしまえばこのリスクとは向き合わずに済むので、リスクにはならなくなります

 

3. 株式グループリスク

これはセクターリスクと言ってもいいと考えています

例えば情報技術やヘルスケアセクターといった、あるグループ一つに括られることができる銘柄群は、

おおよそ似たような傾向の価格変動になります

このリスクについては、以前考察していた購入する商品のVDC・VHTなど特定のセクターに投資を行うことで、

そのセクターごと下落する、などといった状況を避けるためのものですね

つまりこの場合はS&P500を購入する、つまりVOOを購入することで避けることが可能なリスクです

2の個別銘柄リスクと同様避けてしまうことでリスクにはならなくなります

 

ポートフォリオを作成するときのリスクは?

ここまでの内容を踏まえてポートフォリオを作るときに大事なのは、

お分かりのように 1.市場全体に固有のリスク です

2. 個別銘柄リスク3. 株式グループリスク は不必要に取る必要のないリスクです

そのため、この2つのリスクを排除したポートフォリオを作成することで、

最もリスクが低い(必要最低限のリスクだけを取った)と考えられるポートフォリオが自動的に作成されます

ただしVOOだけを購入するということは、Vangurd社が倒産したら価値がなくなります

僕の場合、今はSBI証券から購入することになるのでSBI証券が倒産した場合も同様です

よりリスクを避けるためには複数の証券会社から同様の商品を買うことで更にリスクを下げることが可能です

 

目指すべきポートフォリオは

これまでの内容から、資産運用において大事なことは次のことだと考えられます

収益率ではなくリスクをコントロールすること

収益率を追求しようとすると、やはり特定の個別株で当たることを考えたほうが大幅なリターンです

しかし、当然それは外れたときは投資した金額よりも小さくなることも大いに考えられます

時間をかけて資産を殖やすことを考えているのであれば、

いかにリスクを小さくして資産を殖やしていくかに焦点を当てることが大事だと言えます

 

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