皆さんは投資に興味がありますか？
- 興味はある
- 資金がないからできないけどやってみたい
- 投資で稼いでいる人がいるから自分も同じように稼いでみたい
といった人は意外といるんじゃないですか？
今回は投資は資金が多いからできるわけではなく、
少ない資金からでも十分に投資ができるということを説明します
人によっては
- 少額投資でやっても一気にお金を稼ぐことができない
- 投資するための勉強時間がない
- 投資で損したくない
などの意見もあるでしょう。その気持ちは理解できますし、当然の感情だと思います
しかし、「お金がないから投資をしない」のか？「勉強時間がとれないから投資はしない」のか？というと、
本心ではそうではないはずです
単純に「面倒」か「損したくない」ということが原因で実際に行動に移さないだけでしょう
そう思っているだけであればまずは行動しましょう
実際投資は一度手続きを行うだけであとは放っておいてもいいので手間はかかりません
最初の手続きだけです。この最初の手続きをやらないだけで今後何十年と損をし続けます
下のグラフを見てください
株式投資第4版 長期投資で成功するための完全ガイドより
これはアメリカ市場ではありますが、過去200年間の価値の変動を表したグラフです
先ほど今後何十年と損をし続けると言った意味が分かってもらえたでしょうか？
グラフから見て明らかな通り、現金は持っているだけで価値が減っています
つまり、投資で損をしたくないために現金を貯め続けるということは、
常に損を大きくしているということになるのです
実際に私が今のポートフォリオを作ってから2ヶ月程度で440ドルくらいの利益が出ています（2019/3/17現在）
円貨と外貨で差が出ているのはドル建てにしたタイミングが異なるためなので、正確には測ることができていませんが、
これは貯金だけしていては得られることができなかった、損していたお金です
こういった実例を踏まえて小額からでも投資をはじめることをおすすめします
少額投資のメリットとデメリット
少額投資のメリットとデメリットについて考察してみます
メリット：お金について考える機会を得られる
普段お金について真剣に考えることはない人は多いと思います
お金について考えるというのは「どのようにお金を殖やすかの手段を考える」ということです
多くの場合、
- 使いすぎたから出費を抑えるようにしよう
- 給料を殖やすために残業しよう
といった一過性の内容ではないでしょうか
投資をはじめることで、収益を給料以外から発生させることができます
2つ目の収益源を確保することができるのです
2つ目の収益源ができることで、2つ目の収益源からの収入を殖やすためにどうすればいいかを考えるようになります
収益を増やすために、自然と今までの自分のお金の使い方などを見直すことにつながり、
これからのお金の使い方について考えられるようになると思います
このような意味でお金について考える機会を得ることができることはメリットになるでしょう
デメリット：手数料の割合が高い
少額投資では投資金額に対する手数料の割合が自然と高くなってしまいます
あくまでも割合なので、手数料の絶対値としてはそれほど大きくありませんが、
今後投資を行っていくうえで徐々に重みを体感することになると思います
勉強代として払い、早く大きな金額を運用できるように目指しましょう
大きな金額を運用できるようになっていれば、
少額投資の経験を活かして多額の投資も十分にできるようにできるようになっているでしょう
投資を少額から始めるための方法
まず投資を少額から行おうとすると、次のような方法があります
このあたりが一般的なんじゃないかと思いますが、
僕は投資を少額から始めるのであれば次の方法を最もおすすめします
- アメリカ株投資
それぞれについて見てみましょう
単元未満株
単元未満株（証券会社によって呼び方が異なる）とは、
購入したい企業の株を、決められている単元数に関わらず1株単位で購入できる制度のことです
つまり、株価そのものの値段で購入することができるということです
そのため、購入単価が非常に高額な企業の株でも場合によっては数千円で購入することができます
手数料自体はそれほど高いわけではないので少額で始める場合には単元未満株から始めるのもいいでしょう
ミニ株
ミニ株とは、
購入したい企業の株を、決められている単元数に関わらず1/10株単位で購入できる制度のことです
およそ企業の株を売買する際には、単元が100や1000といった数字になっていることが多いです
例えば、以下のような条件の企業の場合、購入単価は20万円です
株価：2000円 単元数：100
このような条件では簡単に買うことができませんが、ミニ株制度が適用できる企業であれば、
単元数を10として、2万円で購入することが可能です
しかし、このミニ株制度は後にできた単元未満株制度によって、下位互換のような制度になってしまっています
少額投資に関わらず利用するべき制度ではありません
るいとう（株式累積投資）
るいとうとは、毎月定額で株式を購入する投資方法です
証券会社に毎月1万円以上を積み立てて、証券会社が指定された銘柄を購入する制度です
制度内容自体は単元未満株と似たようなものですが、
結論から言ってるいとうはミニ株同様検討に値しません
手数料が非常に高く、場合によっては口座維持手数料を取られるため、
るいとうを行うということは、お金を捨てていることと変わりません
投資信託
投資信託（ファンド）は、
資金をサービスを利用するユーザから集めることで、その資金を基に専門家が運用することです
専門家といっても最近はいろいろあり、ロボアドの勢いが強くなっているのではないでしょうか
ロボアドについての記事はこちら
投資信託であれば、専門家に任せているため自分が知らなければいけない知識はそれほど多くはありません
問題は手数料がどの程度かかるか、ということです
手数料の観点から、銀行窓口にて投資信託の商品を買うよりロボアドは圧倒的に良いと考えていますが、
それでも高く感じるかもしれません
しかし、まずは投資とはどういったものか、どのようなポートフォリオを作るかの参考にはなると思うので、
少額投資としては良いと考えています
ロボアドを選ぶ際の基準は手数料が安いものです
ロボアドは始まったばかりのサービスなので、データが少ないため運用成績で判断が難しいと考えられます
私が利用したロボアドはTHEOでした
ロボアドの利用をきっかけに真剣に投資に対して考え始めたので、きっかけとしてはとても良いでしょう
おつり投資
おつり投資とは、買い物で発生したおつりを投資に回すことができるサービスです
おつりを投資するという特性上、金額を意識せずともそれほど大きい額にはならずに
投資にお金を回すことができるでしょう
代表的なサービスとしては以下の2つです
- マメタス
- トラノコ
しかし、僕はこの投資方法は賛成できません
本気で投資を実践していくことを考えるのであれば、自分でお金の流れを把握するべきです
お金の流れを把握したうえで、適切な金額を投資するべきでしょう
そもそもお金を殖やすことを考えるのであれば、ムダな出費をなくすことは最低限の条件です
まずは必要な出費と不要な出費を判断することから実行するべきでしょう
さて、ここまで見てきた中で初めに少額投資をはじめるのであれば、
単元未満株が最も良いと思いますが、最後に最もおすすめしたい投資方法を説明します
アメリカ株投資
日本株では投資を行うに当たり単元が決まっていますが、
アメリカ株では単元はありません
すべて1株単位で購入することができるので、単元未満株と購入株数は同じです
少額投資をはじめるのになぜアメリカ株がいいのか
次のグラフを見てください
日経225チャート
S&P500チャート
取得できる市場の期間が違いますが、同じ期間で見直してみても結果は変わりません
日本株の取得できる期間以降もITバブル崩壊やリーマンショックなどの下落のきっかけはありますが、
アメリカ株市場のS&P500は上昇を続けています
上昇を続けているアメリカ株に投資をしたほうが利益は多くなるだろうと予想することは当然ではないでしょうか？
分かりやすそうな日本株を買いたい気持ちは理解できますが、
この記事でも書いているように、素人が運用しようとしても上手くはいかないでしょう
それならば運用ができる専門家に任せればいいのです
そして、アメリカ株は1株単位で購入することができます
つまり、アップルやマイクロソフトといった超巨大企業の株を個人で購入することも可能ということです
アップル：約2万円
マイクロソフト：約1万2千円
で購入することができます（2019/3/17現在）
当然これら以外にも有名な企業は存在しているので、
少額投資として1万円から始めたいという場合でも十分購入することができるでしょう
手数料だけは気を付けたほうがいいと思いますが、それは全ての投資方法について言えることです
少額を投資を始めるならアメリカ株か単元未満株に
これまでにお伝えしてきたように、
少額投資を始めることを検討している人は
- アメリカ株
- 単元未満株
のどちらかで始めましょう
断然おすすめはこれからも上昇が期待できるアメリカ株ですが、
どうしても日本が良いという方は単元未満株から試してみるのが良いでしょう
どちらも取り扱っている証券会社はありますが、おすすめはSBI証券です
