先日、少額投資は非常に重要であるという記事を書きました
今回は少額投資から始めることの重要性を説明しようと思います
前回の記事でインフレ(持っているだけでお金の価値が減る)の影響や、
お金について考える機会を得られることができるので、
少額投資から始めることは重要であるということを書きました
しかし、この内容だけでは
それ以外に少額投資を行う重要性はないのか?
日本は長い間デフレだし、お金について考えること自体がそれほどメリットには感じられない
という人もいるでしょう
そういった考えを持っている方にとって、それでも少額投資を始めたほうがいい理由を説明します
また、多額と少額での投資方法についても説明しているので、
投資方法を変えることを検討している人もぜひ目を通してください
少額投資も多額の投資も本質は変わらない
結論から言うと、
少額投資で行っていた投資方法は多額の投資方法においても変える必要がないため、
少額投資で自分の投資方法を確立させる
ために少額投資を行っておくことが大事なんです
では、なぜ少額投資と多額での投資において、
投資方法が変わらないのか説明していきます
少額投資と多額の投資の違い
少額投資と多額の投資ではなにが違うのでしょうか
前回の記事でも書いたように、投資金額に対する手数料の割合は異なります
金額が大きくなればなるほどその差は大きくなります
分散投資は少額投資のメリットではない
しかし、その他に違いはなにがあるでしょうか
よく言われていることは分散投資がしやすいことが挙げられていますが、
これは少額投資におけるメリットではありません
誤解がないように言いますが、分散投資は投資において当然必要なことです
つまり、多額にしろ少額にしろ分散投資は行われるので少額投資特有のメリットではありません
そもそも分散投資はある一定の数(およそ40程度)以上に分散した場合、効果の上昇が見込めません
10程度までであれば分散効果が強く期待でき、それ以上になると分散効果が徐々に弱くなり、
40以上でほとんど意味がなくなります
意味がなくなるというのは、
リスクの減少がそれ以上期待できない(リスクを0にできない)ということです
そのため、少額であろうが多額であろうが分散によるリスクの逓減が0にできない以上、
少額投資におけるメリットとは言えないということです
少額投資はリターンが少ないは誤り
また、少額投資ではリターンが少ないという意見もよく見るでしょう
この意見も明確に誤りです
少額投資であろうと多額の投資であろうと、
投資金額当たりのリターンは同じ投資を行っていれば全く同じ割合になります
そのため、少額投資でのリターンが10%であれば多額でのリターンも10%です
これは僕が最も大事なことだと考えていて、
リターンが変わらないのであれば、少額投資と多額の投資方法で差異を作る必要は無いはずです
多額の投資方法は少額投資で結果を残してきていた投資方法を継続するだけで良いんです
逆に言えば、少額投資だからといってリスクを大きく取ろうとする必要はありません
投資である以上、わざわざ負ける方法を採用する必要はなく、
堅実に資産を殖やしていくことが最も重要な投資方法だからです
少額投資をすぐに行うべき理由
ここまでの説明で、少額投資と多額の投資の違いは手数料のみであることが分かったと思います
では、これらを踏まえて少額投資を行う理由を改めて説明します
少額で投資をするメリットが小さいから投資をしないという人は、
多額であれば投資をするのでしょうか?
もしそうならばなぜ多額があれば投資をするのでしょうか
メリット(利益)があるからだと考えているからではないでしょうか
同じです
少額であろうと多額であろうと利益割合は全く同じです
同じであればやらない理由はないでしょう
ただ単に面倒に感じているだけでしょうし、お金が貯まったら投資をするというように考えている人は、
お金をどのようにして貯めるつもりでしょうか
お金を貯められる方法があり、お金持ちになりたいと考えているのであれば、
すぐにでも実行するべきです
少額から利益を出すことができているのであれば、
多額でも同じ方法を継続するだけで問題ないでしょうが、
いきなり多額で投資を始めた場合、どのようにして投資方法を決めるつもりでしょうか
経験がないのであれば自分で投資を行うのは難しいと感じるでしょうが、
少額で経験があればその経験をもとに投資を行うことができるでしょう
もし経験がないために投資信託のような超高額手数料を払うつもりであれば、
考えを改めた方が良いでしょう
おそらく元本割れしないため、投資をしない方が良かったということになりかねません
少額投資で行うべき投資方法
前回の記事で少額投資を行うのであれば、アメリカ株か単元未満株を始めるべきだと言っていますが、
これは変わりません
少額であろうと多額であろうと最適な投資方法は変わらないので、
- アメリカ株
- 単元未満株
を行い、資産を着実に殖やしていくべきです
再度同じグラフの掲載ですが
この市場チャートを見ても明らかなようにアメリカ株の方が投資対象としては適しているでしょう